名称

東京都IDボウリング連盟


設立

平成19年10月30日


会員数

86名(うち障害当事者57名)


会長

米田 博之


副会長

後藤 邦夫、白岩 洋子、依田忍、池田朝彦


理事

森山 康之、石飛 了一、紅林 仁、今本和宏、阿部崇、渡邊明志、谷内美弥子、木下攝子、高山勝子


監査

野崎弘子、磯和啓雄

 


活動内容

目的:

この組織は、知的障害のある人に対して、ボウリングの奨励・発展・普及及び技術の深化の推進に関する活動を通して、広く都民に対して知的障害のある人との共存のための正しい知識と理解を図ると共に知的障害のある人の豊かな生活と社会参加の促進に寄与することを目的とする。

 

事業内容:

  1. 知的障害のある人を対象としたボウリングの講習会、競技会の開催を通じて生涯スポーツ及び競技スポーツの普及振興事業
  2. 障害者スポーツ団体間及び関連団体との連絡調整事業
  3. 障害者ボウリングに関する研修会等への講師派遣事業
  4. その他この組織の目的達成に必要な事業

 


設立に関する思い

1980年代、EUのスポーツ担当大臣会議やユネスコ総会などで、「スポーツは人間の持っている権利」だと定義されました。遅まきながら2011年に制定された日本のスポーツ基本法でも「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは人々の権利である」ことを謳っています。そうであれば、健常者、障害者を問わず、すべての人がスポーツを享受すべきです。

 

一方で、近代スポーツはイギリスでブルジョアジーが誕生し、彼らが余暇を楽しむために生まれたものであることから、どうしても時間とお金が必要になってきます。つまり、スポーツは、時間と資本を多く投下した人が栄冠を得やすい活動とも云えます。そうすると、多くの知的障害のある人のように、経済的な余裕がなくスポーツに接する機会が少ない人は、練習したくても許されない環境に置かれがちです。

 

そこで私たちの組織が目指すところは、現在スポーツを楽しめていない知的障害のある人の、スポーツに親しみやすい環境をつくることです。知的障害のある方がボウリングに興味を持った時、すぐに練習ができる環境を育てたいと思っています。知的障害のある人がスポーツ文化を享受できるようにするため、力を尽くしていきます。

 


連盟の歩み

日本におけるスペシャルオリンピック運動は、鎌倉のミカエル学園に本部を置いてスタートしました。同学園の山本学園長が音頭を取り、1981年10月に第1回全国大会を神奈川県藤澤市で、翌82年に第2回全国大会を東京で開催しました。


第2回の開催競技は、陸上、水泳、サッカー、バレーボール、バスケットボール、ボウリング、体操、フライングディスクの8種目でした。この時から本連盟の後藤理事を中心として、ボウリング競技の運営が始まりました。


ボウリングが正式競技としてスペシャルオリンピック東京地区大会に登場するのは、1988年の第5回大会からです。以来、「スペシャルオリンピック大会」が「東京都精神薄弱者スポーツ大会」、そして「東京都知的障害者スポーツ大会」「東京都障害者スポーツ大会」と名前が変わっても、ボウリングはずっと競技種目として継続され、現在に至っています。


その歩みの中で、より継続的・発展的・組織的な活動を行うことを目指し、2007年に東京都IDボウリング連盟が発足しました。2015年までは、主に東京都障害者スポーツ大会の円滑な運営および全国障害者スポーツ大会の選手選考や大会時の監督コーチ派遣に主眼を置いて活動してきました。2017年からは、東京都障害者スポーツ協会へ団体登録を行い、支援事業を受託して連盟独自の事業にも取り組んでいます。



表彰

平成28年度、29年度、30年度:東京都障害者スポーツ協会より強化事業費を受託

平成29年度、30年度:東京都障害者スポーツ協会に団体登録、団体支援事業費を受託

 


連盟規約

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連盟規約
H30東京都IDボウリング連盟規約最終.pdf
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